2021年摂取したコンテンツ 漫画と映画とゲームの話

アニメをほぼ見ないタイプのオタクなので漫画・映画・ゲームに触れますが、バランスで言うと6:1:3くらいの文量になってます。
今年は「自分の中の良かった度」と「おすすめできる度」の2ポイントで評価したいと思います。5点満点です。
個人的には満点だけどこれは俺の性癖とか文脈に刺さったからで…みたいなコンテンツの扱いを円滑にするためです。


では記憶の限り振り返っていきます。

 



【漫画編】
This コミュニケーション

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今年一番読んで良かった漫画。
ミミズみたいな異星生物の侵略で滅亡2歩手前くらいの世界で、異星生物に対抗できる怪力と死んでも蘇る自己再生能力を持つ改造少女部隊6人を、はぐれ軍人の主人公が率いることになり、時には作戦や指導を与えて成長させる話。

なんだけど、少女部隊の再生能力が「死ぬと8時間後に再生し、記憶は死ぬ1時間前に戻る」だったので、主人公が少女達をことあるごとにぶっ殺して記憶リセットさせる疑似ループものに。
しかも殺す理由は「その記憶があると自分への忠誠が無くなって都合が悪い」「惚れられたら関係性に支障が出て面倒」「スランプに陥ったから陥る前に戻すのが手っ取り早いから殺す」といった感じに超主人公の自分都合(兼一応世界平和の為)。主人公が少女達をぶっ殺しては少女が記憶を失って無垢な瞳で蘇る、めっちゃ悪趣味な漫画です。


これだけだと悪趣味ナンセンスなだけの一発屋漫画っぽいけど、少女達の精神的成長、能力の覚醒、関係性の進展があるし、主人公も軍人としてはバリバリ優秀で頼れて窮地に来ると安心感がすごいし、一貫した価値観で動いてるのでしっかり好感が持てる。
普通に少年漫画的に胸が熱くなる展開も多数ある。王道性と異常性を併せ持っていてそのバランス感覚も巧み。


あと毎巻続きどうなるんだって引きをしてきて漫画がめっちゃ上手い。伏線の貼り方も巧妙。構成力の鬼。悪趣味だけど全人類に読んでほしい。

 

個人的満足度:5
オススメ度 :4(人は選ぶけど抵抗がなければ面白いはず)

 


ブルーピリオド

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面白いよ~この漫画が凄い賞だよ~って聞いてたけど、芸術系?才能と努力系の話じゃないの?割と辟易してるんだよなぁ~って思ってて読んでなかった。今年アニメ化を祝してアプリでの無料公開があり、まぁ読んでみるか~って手に取ったら面白くて全巻買ってた。
ただ、作品として明確に秀でているのは藝大入試編までで、そこまでの主人公の一喜一憂が伝わってくる繊細で秀逸な描写と、芸術的知識や芸大入試知識といった雑学が「主人公の成長の描写」とリンクしながら読者に入ってくるのがとてもよくできてる。
読者的にはもやしもんや他お仕事漫画等によくある「知らなかった専門的な知識を知る喜び」と「主人公が成長する描写」が同時に摂取できて一石二鳥的な楽しさと面白さがある感じだった。
7巻以降の展開はグダグダだけど、まぁそれも主人公像がそうだからしょうがないよな、作品内整合性的には正しいよなって気持ちと、ゴーリキーみてぇな女がかわいいから許してます。でも次読むのは5巻以上ストックたまってからにしたほうが良さそうだなって思ってます。

 

個人的満足度:4
オススメ度 :4(でも6巻まででいいよ)

 


呪術廻戦

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アニメ化してなんだかやけに五条悟がバズったり映画にもなったりそこから作者が過労して休載になったりその間にお祭りは過ぎて元々のファンだけが残ったりした感じがある激動の一年だったけど、今年も無事面白いです。
渋谷事変終盤から続きが気になりすぎてジャンプ定期購読に手を出すことになりました。後悔は無いです。今後の生きがいの一つ。
映画もなんだかんだ凄い盛り上がりそうで喜ばしいです。ハンターハンターが好きなオタクは全員読みましょう。

 

個人的満足度:5
オススメ度 :5

 


アフロ田中シリーズ

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誰も消防車を呼んでいないのである! の漫画です。
男の性欲の悲哀とアホさの描き方のバランスが良くて好きです。性欲くんが出てくる回はだいたい好き。
日常ギャグマンガに分類される作品なんだけど、さすらいアフロ辺り(多分)から現実時間とリンクして作中人物が加齢して人生を進展させる作品になってて、読んでるうちに田中及びその周囲の友人に愛着や親近感が沸いて、カスな発言や行為をしていても胸糞ではなく笑ったり小ばかにしたり擁護したくなったりする構造になっててよくできてる。
結婚アフロからは育児エッセイ漫画的な要素が入ってきて、非モテ独身男性オタクからすると「いやそんなの知らんし」「コンプレックスが刺激されるんだが…」とマイナスな要素になりかねないんだけど、上述の愛着から「大変だなぁ田中…」「良い親になったなぁ田中…」みたいな感覚で読めてよくできてるなぁと思う。同内容をTwitterで知らんアカウントが描いて流れてきてたら絶対得れない感情。俺いつから田中の友達になったの?ってなる。
マンガワンで一日一話読めます。初期(高校アフロシリーズ)は結構ギャグや作画の精度がアレなので読まなくても大丈夫です。中退→上京→さすらい→しあわせ→結婚で読みましょう。
上記の俺いつ田中と友達になったの?感は単行本一気読みではなく、アプリでコツコツ読むのとシナジーしてるのもある。

 

個人的満足度:4
オススメ度 :3(ギャグの感性が合わなければ×なので)

 


宝石の国

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アニメ見て映像綺麗だな~ キャラの描写上手いな~くらいの認識で止まってたんだけど、最新刊まで読んだら想像よりSFものとしてしっかり作られててかつ面白くてかなり良かった。ジャンル分けするならSFかつバトルかつ少女漫画。2要素以上が好きならオススメできます。

明かされる真相と、それによって変化する関係性とか、主人公がどんどん絶望的状況になっていくのも好き。あと限りなく不老だけど人間的感情を持つ生き物の価値観とかも丁寧かつ繊細に描かれててなんというか描写の精度が高い。

 

個人的満足度:4
オススメ度 :4

 


ハイパーインフレーション

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これはかなり異常性に振ってる漫画。
画力はちょっと癖があるし、事あるごとに主人公のショタを性的に描こうとするし、ギャグは癖が強い。けどそれら全てが俺には刺さってる。
あとシンプルに、頭脳戦とギャグの緩急の付け方が上手くて、頭脳戦をやりながら異常な言葉や異常な動きでギャグをやってくるので、カイジボーボボを同時に読んでるような気持ちになれる。

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一例は「絶妙なこなれ感がある…!」のコマ。
これは味方の同人種っぽく見えてた人が、実は都会出身のスパイなんじゃないか…?と色々な要素から疑うシーンなんだけど最後に「都会の服を絶妙に着こなしていること」を持ってくる。
こなれてるから何なんだよwwwとか着こなしちゃうなよwwwみたいなツッコミを誘発しつつスパイ疑惑の話を進めている(まぁ真剣にスパイ疑惑の話をするだけならこのコマは絶対不要なんだけどそれが良い緩急になる)(頭脳戦100だと疲れちゃうし同じ味が続くと飽きるからね)
経済を主軸にしている話ってのも唯一無二性が高くてジャンプラで一番楽しみにしている漫画です。〇〇8号の5億倍売れてほしい。

 

個人的満足度:5
オススメ度 :3(好きだけど結構人を選ぶね…)

 


忘却バッテリー

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青春スポーツもの。超能力スポーツマンも異常なキャラ付けのキャラも出てこないかなりリアル寄りな野球漫画。
「競うことの苦しさ」をかなり描こうとしていて、まず主人公からして野球で勝ち続けるために努力し続けてきたし中学野球で無双してたんだけど、努力し続けること、努力してる相手の夢を壊すことの苦しさから逃げるために記憶喪失になって野球部のない都立高校に来たってキャラ。
あとコマ割りとか演出がかなり良い。いいなぁ~って関心したのは甲子園常連校、帝徳との試合で観客の歓声で包囲されるページ。

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細かいギャグもかなり好き。限界オタクみたいになっちゃう監督とかどんどん癒しになっていくパイ毛とか。本題は結構陰鬱な話をしようとしてるからギャグは普通の学生らしさに繋がっててかなり緩衝材になってる。
なんていうかここが傑出して良いんすよ~!って言いづらいけど総合点が高い。
ジャンプラで読めます。

 

個人的満足度:4
オススメ度 :4(かなり人を選ばない、スポーツ/青春もの嫌いとかじゃなければ)

 


望郷太郎

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大人向けドクターストーンみてぇな漫画。
ざっくり言うと地球に氷河期が来たのでリッチな社長である主人公は家族とともにコールドスリープしてたけど、目覚めたら500年後の世界で既存文明は滅びて生き残った人類たちは原始レベルまで退化した文明を築いていました、みたいな話。
目覚めた望郷太郎(主人公)は現代知識で無双…という訳ではなく、余裕で飢え死にしかけるし殺されかけるし狩りも一人前にできない無能扱いされるしガチビンタされる。そもそもスタートからして一緒にコールドスリープしてた家族は機械からの電力供給が止まって死んでるし、日本とは遠く離れた地で一人だし"悲哀"が漂い続けている。
その辺の"洗礼"を抜けた後に村にたどり着いて、"政治"や"貨幣"等の概念が出てきて、望郷太郎はちょっと現代知識を活かして活躍し始める。でもこれも良い塩梅で、圧倒的な武力には勝てないし、大国には何もかも勝てないから、なんとかその場その場で交渉し、ブラフをちらつかせたり、身体を張って信用を得たりしながらなんとかなんとかやって行くバランス。
コミックDAYSで読めます。

 

個人的満足度:4
オススメ度 :3


漫画は寝る前にざーっとアプリで色々読む習慣がついてしまったおかげで半ば中毒になっていて、他にも色々読んでる。お前の傾向的にこれオススメやでみたいな作品等あったらドシドシ募集しています。

 

 

 

【映画編】
劇場版レヴュースタァライト

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既に感想文は書いてるんだけど、見てない人向けの感想、「なんか一部オタク界隈でカルト的にあがめられてるけど熱量が怖い…」みたいな人向けの感想は書いてなかったので書きます。
既に書いてる感想文はこれ。

dokuiro.hatenablog.com
ブシロードとか美少女しかいない絵面からよく勘違いされがちだけど、これはアイドルものではなく文脈的にはかなり少年漫画(もしくはヤンキー漫画)と百合の文脈が悪魔合体したタイプの作品です。
かなり雑に咀嚼して言うと、宝塚的な名門演劇学園もののはずなのに、なんかレヴューとかいって謎の異空間で刀だの弓だのメイスだの持って決闘し始める作品なんですけど、レヴューってのはまぁ結論的には激重感情をぶつけ合うバトルだから少年漫画で腐るほど見てきたやつなんですよ。天堂真矢vs西條クロディーヌは悟空vsベジータなんです。
感情バトル、百合、凄い音響、凄い演出、ぶっ飛び展開の内3要素以上が好きな人は見て後悔しないと思うくらいハイクオリティな作品。俺は百合とぶっ飛び展開には首を傾げながら見ましたけど、劇場から退出した時には熱病に侵されたみたいな気持ちで脳がヒートアップしていました。怒涛の演出と感情に殴られ続ける映画。

 

個人的満足度:5
オススメ度 :3(まぁ人を選ぶし、前提知識としてアニメ版かダイジェスト版のどっちかは見とかないとつらいので)(でも皆見て…)

 


トレインスポッティング
これについては自意識の話とか幸福論の話になるなぁと思って別記事に纏めました。

dokuiro.hatenablog.com

個人的満足度:4
オススメ度 :2(強く人を選ぶ)


エクストリームジョブズ

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テンポよくバカげていてよかった。
麻薬捜査班が捜査の為にチキン店を営業したらめっちゃ繁盛して…って作品。ご家族で安心して見れるコメディアクション作品です。吹き替えはクオリティがアレなので字幕版がオススメです。


個人的満足度:3
オススメ度 :4(万人向け)

 

 

今年は配信ばっか見ててあんまり映画見なかった気がする。

 




【ゲーム編】
ポケモンユナイト

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8月にリリースされてからかなりやった対人ゲーム。多分300時間くらいやってる…?

PVが出た時点ではLoLポケモン版じゃんw ポケキッズがLoLオタクに狩られるwみたいな反響だったし俺もそんな感じだったけどポケモン世代は初代世代は30越え、金銀やルビサファでも20代後半であり、10台は上の世代が居ついてて参入しづらいコンテンツとして扱ってることに気づいて加齢を強く感じました。ポケキッズは集団幻覚であり、ポケモンでキャッキャしてる人達は大体とうの昔に成人してる。

で、実際のゲーム性として秀でていたのは4点

「操作性の良さ」「試合時間の短さ」「要素のオミット」「ポケモンであること」以下詳細。



「操作性の良さ」
ボタン4つでできるシンプル仕様。スキルが2つ+ユナイト技(=ULT)と通常攻撃のみ。
また、方向指定・対象指定系のオートエイムがかなりよくできており、LoLでミスティックショットが敵にかすりもしなかった俺も、ユナイトでのかえんボールはかなり楽に当てれる。稀によくオートエイムでHPの低い雑魚に飛んでいくけど逆にスキルを当てる点で注意すべきはそこくらい。
じゃあスキルボタンをぽちぽち押してるだけのヌルゲー浅ゲーかというとそうではなく、このゲームはモブ敵のラストヒットを取ることがかなり重要に設計されている。というか最初から最後まで割とそれに終始しているので、「モブ敵の残りHP的にここで突進系スキルを使えばラストヒットが取れる」とか「ここでユナイト技を使えばラストヒットが取れる」みたいな"タイミング"が重要になってくる。そしてそのタイミングは自分のキャラの性能や、モブを殴っている敵味方の数や性能を把握していないと困難であり、腕が出る要素ととして無事確立はしている。

 

「試合時間の短さ」

周知の事実として、MOBAは味方にブチギレるゲームである。見ず知らずの5人が集められて共に勝利の為に協力し合いましょう!となると、「なんであいつは俺の必勝パターンに乗ってこないんだ」「定石も知らねえど素人が混ざってるなぁ!」「下手くそ」「なんであんな雑魚いキャラ使ってるんだよあいつは」と人はキレることになる。
そして自分の知る最大手MOBAであるLoLの試合時間は平均40分だった。長すぎる。勝手に敵陣に凸って死ぬ味方を眺めながら、投了申請も何故か通らず、懲役40分。大げさな比喩ではなくよく見かけた光景。
その点ユナイトは10分。勝っても負けてもサクっとできて、次の試合の終盤はこう動こう、とフィードバックをすぐ活かせる。かなり良いプレイ体験になった。「次の試合やって勝ったら寝よう」ができるのは偉大。LoLでそれやろうとすると3時間コースになったりする。

「要素のオミット」
ここは少し賛否両論あると思う。LoLの膨大な要素の一つとしてビルドが挙げられる。LoLをせいぜい10時間くらい、配信でたまーに見るくらいでも知ってる要素であり、毎試合ごとに貯めたお金で装備を購入する要素だったり、スキルをどう取っていくかだったり、ルーンをどう設定するかといった要素がある。このビルド次第で、「柔らかいけど攻撃力は高いキャラ」が「なんかちょっと固いキャラ」になったりする。後は敵チームが魔法攻撃が高いやつばかりだったら、いつも耐久用に買うHP増幅アイテムを魔法防御UPアイテムに変えたり、みたいな駆け引きもある(らしい)。


ユナイトはそのあたりはかなりオミットしている。ここは賛否両論ある。

利点としては 新規参入者、ゲームに時間を割く余裕がない人にも優しい。
欠点としては 廃人に厳しい。やりこもうとすると「同じこと、似た試合の繰り返し」になりやすく、飽きやすい
だろう。

 

LoLで新しいキャラを使ってみよう!ってなった際、始めるのはそのキャラで試合に参加することではなく「テンプレビルドをググること」からだ。どのスキルが強く、どの装備をするのが強いのかを調べずに参加しようものなら味方からミアピン連打や煽りチャットを食らうことになる。それも、情報量が多い。どのレベルでどの武器・どのスキルなのか、この情報は古くないか(前バージョンの話なら調整が入っていた場合全ての前提が瓦解していることが多々ある)etc
自分は正直このあたりの座学が面倒でLoLにハマれなかったのは大きい。
一方ユナイトは、どのもちものを持たせるか、2択ある技のどちらを取るかくらいしかビルドという要素は無い。YouTubeでテンプレ装備とスキルだけ見たら30秒後にはランクマにジョインできるし低ランク帯ならそんなの全然知らずにジョインしても全然勝てる。
しかも試合中にできる要素は4種類から2種類を選ぶ技の選択のみだ。技の選択も大体のキャラはどちらかが明確に強いので、余り選択として機能していない。つまりビルドという要素はLoLの1/100くらいになっている。

自分は既存MOBAとの住み分け、スマホ版展開及びポケモンという看板を使ってのライトゲーマー層の引き込みという2点から良い判断だと思っている。
戦略性に富んで座学をして数百時間MOBAをやりたいなら他MOBAをやれば良いってだけの話だ。


ポケモンであること」
これは直接ゲーム性ではなくて話題性の話なんだけど、端的な話ポケモンという文脈を通って育って来た世代からすると「ガブリアスが弱い」「ガブリアスをピックすると戦犯扱いされる」「イワパレスが壊れ」みたいな一文だけで面白いよねって話で、ポケモンというIPの持つ歴史の強さです。

あとキャラ性能とかも「カビゴンならそりゃ硬いよな」「アブソル急所だしまくるやん火力ヤバ」「ヨクバリスうざすぎる」みたいに既存のイメージと一致してて覚えやすいし理解しやすい。

個人的満足度:4
オススメ度 :4

 


ポケモンダイパリメイク

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幼稚園の遠足にはトゲピーのランチグッズで行き、初めて自分でクリスマスプレゼントを頼んだ際にはサファイアバージョンを頼んだ、ポケモン世代どストレートなのだけれど、実はダイパとXYだけナンバリングでやっていない。
XYは確か受験シーズン真っ只中+割と興味が薄れていたことと、ダイパはちょうど多感な小学生高学年でありクソマセガキだったので「いやポケモンとかもう興味ねーよガキじゃないから」みたいな理由で買わなかった気がする。 クソマセガキの俺、27歳になってもお前はカードゲームとポケモンやって過ごしてるよ。

新規要素はほぼ無く、剣盾の優れた演出を味わった後にオールドポケモンスタイルを味わってもな…と正直買う予定はなかったのだけれど、友人と通話してたら殿堂入り後の旅パバトルをやろう企画がまた立ったので購入してプレイ。

20台後半になってプレイするオールドポケモンスタイルは一言で言うと"堪えた"。

ここがキツイよダイパリメイク
・長い
クリアまで早めの人で大体19時間かかる。その割にシナリオやキャラクターはとてもとても淡泊で、今やるとなんか変なゲームだなぁこれという気持ちになる。移動がもっさりだとか、戦闘の演出が重いとか多分色々な要素が重なって実ボリュームに対してプレイに時間がかかる。
俺は地下大洞窟を楽しく彷徨っていたおかげで殿堂入りまで40時間かかりました。

・道中の野生ポケモンの種類がかなり似てる
道中出てくる野性がやけにずっと見慣れたメンツのままであり、新しい街、新しい道路の楽しみがかなり薄い。
イシツブテズバットムックルがどこまで行っても出てくる。いやマジで。トレーナーも似たようなポケモンばっかり投げてくる。

 

・ついでにエンカウント率も高い
特に自転車に乗っているとヤバい

 

・町の要素が希薄
街並みは結構どこも似ている。ルビサファの方が海の街だとか木の町だとか個性豊かだった気がする。
コンテストが売りです!!!みたいな町に行ってやらされるのが謎の音ゲー。ポフィン作りも虚無のミニゲーム。終盤の町ではシール売り場が推される。現代の娯楽水準では険しい。
フレンドリィショップの品ぞろえが良くなってる!くらいしか新しい街の喜びは薄い。
剣盾のなんやかんや個性が強い街並みって冒険感あったなぁって気持ちになってしまう。

 

・ハートのうろこ
店売りしろ

 

特に「長い」と「道中が似てる」がかなり悪い方向でかみ合っており、従来のポケモンらしく町から町へ、ジムからジムへ目指すプレイをしていると似たような戦闘ばかりでかなり飽きが来る。配信見ながらやってもちょっと飽きが来るレベルだった。


ここが良かったよダイパリメイク
・地下大洞窟
地上がかなり偏った生態系をしているのに対して、地下は豊富なポケモンで溢れかえっており、かつシンボルエンカウントだからもう捕まえているポケモンとは戦わずに、捕まえたいポケモンと戦える。とても現代的。全部こうしろって言ってもまぁ色々な都合でそれができないリメイクだから苦肉の策でこうなったんだろうなぁって思う。
地下はある程度繋がっているんだけど、分断されているエリアもあり、特定の地上エリアからしかいけない地下もある。なので、地上を攻略→この辺の地下も見飽きたし地上進めるか→新しい地上から地下を探索すると新しい地下エリアが開拓!みたいなことになり、地下をしっかり楽しんでいると地上を進行するモチベーションにもなる。というか地下を楽しんでいないと地上があまりにも淡泊。


また、一部のポケモンはレア扱いであり、特定のマップに稀に出てくる。これがかなり苦行で、1種類のレアポケモンを狙うとそれに合うために30分地下を往復することになったりもする。けど達成時にはガチャめいた脳汁が出る感覚があった。苦しいけど良かった。これと化石堀りでクリアまで40時間になった。

 

・四天王戦
四天王とチャンピオンはガチで強い。なんか1匹lv上がりすぎてlv70のやつとかいるしヌルゲーやろ…と思ってたらシロナ戦はラスト1匹まで追い詰められてヒリつきました。良い体験でした。


あとバグに関しては俺は普通にプレイしていたら一切遭遇しなかったので言及しません。
どちらかというと意図的に起こすグリッチのような感じのものがほとんどだったので、まぁ良い話題の種になったんじゃないですかという感じです。

総評としては思ったより楽しめたけど、令和にやるべきゲームではないと思いますって感じです。

個人的満足度:3
オススメ度 :2



メトロイドドレッド
感想文をこちらに置いています。

dokuiro.hatenablog.com


クリアしてすぐ感想を書いてるとこういう振り返りの時にサボれて楽っすね。良ゲーでした。

個人的満足度:4
オススメ度 :4

 


他はインスクリプションとかウマとかビビッドナイトとかブラサバerとかオーバーウォッチとかシロナガス島への帰還とかをやりました。
こうやって振り返ると今年はオタクしか知らんやんwってゲームあんまりやってない気がしますね。夏以降ユナイトばっかやってたのが大きい。

 

 

振り返ると面白い漫画や映画に囲まれた良い一年でしたね。

今年はゲーム部門がユナイトばっかりになったので来年のエルデンリングとかスプラ3に期待をしながら来年を迎えたいと思います。

 

以上です。