ゲームを盆栽とバスケと将棋に分類したい話

仕事の昼休み中にゲームのことを考えてた。ゲームのジャンルを再定義、とまでは言わないものの、なんというかもう一つハッシュタグ的に、属性を表す言葉があって良い気がする。

 

乱暴な括りという前提は踏まえつつ、自分が考えた括りだと以下のようになる。

 

・「盆栽型」
RPG ソシャゲ 育成ゲーム 農場ゲーム
ドラクエポケモンウマ娘、クッキークリッカーetc

「数字が大きくなる快感」がベースにあるジャンル



・「バスケ型」
FPS 格闘ゲーム レース アクション STG 音ゲー
APEX、ヴァロラント、スプラトゥーンストリートファイタースマブラetc
「反射し対応できることへの快感」がベースにあるジャンル

 

・「将棋型」
カードゲーム ボードゲーム シュミレーション 推理・脱出
Mtg オートチェス系 Civ etc

「選択肢の中から最適な選択肢を選ぶことの快感」がベースにあるジャンル



読んで「いやそんなにサクっと切り分けれるもんじゃなくない?」って思われた方はいると思うし、実際多くのゲームは大体は複数の要素を併せ持っている。

 

スプラトゥーンなんかはTPS部分の「バスケ型」、立ち回りやブキ構成の「将棋型」、ギア解放作業やバイトによるお金稼ぎ周回などの「盆栽型」の3つの要素全部があるし、別にそういうゲームは珍しくない。ソウルシリーズとかもそう。

ドラクエをやるにしても、レベル上げやメタル狩りをして圧倒的にボスに勝ちたい人は「盆栽型」の要素を色濃く、ギリギリのレベルや変わったパーティーで倒す等の縛りプレイをする人は「将棋型」の要素を色濃く楽しんでるので、遊び方によっても変わる。

つまり「このジャンルのゲームの楽しみ方ってこういうのが要素として大きいよね/多数派だよね」「この楽しみ方を開発者は意識して作成しているよね」などの主観や偏見を元にを3つに分けたときの話だ。

 

ゲームの嗜好はいくらでも細分化できるが、大きく分けるとこの3つかな~ってなった。
更に一人プレイか、PvP、協力などの要素があるか等でも大きく嗜好やゲームの性質、ゲーマーの層は変わってくると思うし、いくらでも分け方はある。けど、体感としてこの3つに今ゲームを分けると、なんというか雑語りがしやすいなと思うし、上記3つに分けた上で以下だらだらとゲームについて雑語りしてみる。

 

 

・大体の人は三つの要素のうちどれか一つは苦手
色んなゲームオタクと会話をしてきたが、大体の人が「盆栽」「将棋」「バスケ」のどれかが特に好きだし、どれかに特に苦手意識を持っている。自分はカードゲームとボードゲームのオタクなので露骨に「将棋」に属しているし、必然「将棋」系のゲームを通じて出会う交友関係は「将棋」好きが多い。偏見で語ると、「将棋」好きは「人と競い勝つことが好きだけど『バスケ』が苦手だった奴ら」が多い。体感4割くらいはアクションゲームや格ゲー、FPS等に苦手意識を持ってたり酔ってできなかったりする。

また、「将棋」と「バスケ」の両方が好きな奴は「人と競うこと」がゲームのモチベーションである傾向が強く、逆に競争要素に乏しい(もしくは力=課金である)「盆栽」は刺激不足だからハマれない人が多いと感じてる。簡単に言うと血に飢えた対人ゲーマーはサンシャイン牧場にはハマれない。

他、「盆栽」が好きな人は対人ゲームは「対人ゲームはゲームが上手い人がやるもの」「そんなに競うことにモチベーションがない」「争いたくない」人が結構いる。どうぶつの森やパズルゲーならするといった層。

自分は長らく「ゲームでなら人を妨害したり嫌がらせをすることは許容されているのでゲームは最高!」と思いながらゲームを楽しんで生きてきたけれど「ゲームでもそういうことはしたくない」という人の存在に気付いた時は衝撃で頬をはたかれた気持ちになった。いや別にゲームに対するスタンスは変わらないのだけれど…(俺も嫌がらせをするし相手も嫌がらせをしてくるので)(お互いにクソを投げつけあうのが楽しい)


・自分の性癖が分かっているとお得である
自分が「将棋」が好きで同じく将棋好きのゲーマーをフォローしたり配信を見ていると新たな将棋系ゲームへのアンテナが高くなる。
DCG一本しか考えていないとあんまり供給はないものだが、「将棋」という括りにして情報を追うと、オートチェス系だのCivだのボドゲだの様々な新しい良作ゲームについての情報がドバドバ入ってくる。まぁ実際は「将棋」なんて括りは存在しないのだけど、嗜好の近いオタクにアンテナの指向を定めると、好きなゲームの話が流れてきやすくて、オタク的にはうれしいことが多いし、「将棋」だの「バスケ」だのといった切り分け方でゲームの楽しさを考え直し、「自分が求めてるゲームの楽しさ」が分かると、アンテナを向ける方向が広がったりする。


・性癖から外れているゲームは大作をプレイすべき
自分がゲームをプレイする上で、やっぱり飽きる/続かないゲームがある。
自分の場合やっぱりそういうゲームは盆栽だったりバスケだったりの特徴を強めに持つことが多い。具体例ではクロノトリガーは半年くらい積んでる。そういった苦手分野はどうやったら楽しめるか、ってなるとこれは3つの対策があると思っている。

①大作/有名作品をする
ブランドをそんなに重視するタイプではないのだけれど、ゲームに関しては予算がかかっていればやはりフックになる部分が増えると思っている。ゲームのゲーム性以外の部分である、音楽・グラフィック・UI・キャラデザ等の部分は予算と比例する確率が高いし、苦手なジャンルでそういった部分の粗を感じるとしんどくなる傾向は高いと思っている。

 

②共有する
モンハンというゲーム自体はそんなに好きじゃないけど、友達とモンハンを一緒にプレイしてワイワイするのは好き/周りが買ってやってるからやる、という人はいっぱいいる。
ゲーム以外の部分での楽しさを作るというのは好きなジャンルでも苦手なジャンルでも重要だけど、苦手なジャンルを継続させるためだったり、新規のジャンルに触れる際には特に大切だと思う。マルチゲームなら気の合う友達とやるべきだし、一人用なら友人がおすすめしてるゲームをやって、プレイ中や合間合間に感想を共有するだけで楽しさは2倍3倍になる。①とも絡んでいて、大作ほどやっぱり話題にはしやすいし一緒にプレイしたり感想を言い合うことができる確率も高くなる。

 

③気分
当然の話だけど大事。

「将棋」ばっかやってて最近あんまりガチャガチャ動かすゲームやってないな~って思ったときに「バスケ」をやるとか。酔いやすいなら酔い止めを飲む、疲れてて反射神経に自信がない時に「バスケ」はやらない、対人ゲームは負けたらその日は寝る等。コンディションにあわせたゲーム選び。


自分はクロノトリガーに関しては①はケアできたけど②や③はケア不足だったなってのはある。いやまだやろうと思えばやれるしやるべきだな~~~って思ってるんだけれど。まぁこう重荷になっている時点で③の部分が絶望的。

 

 

散文的に色々と書いたけど、早くクロノトリガークリアして俺と語るぞって肩パンしてくるお友達を募集中です。